調和と共存

少し前に3回目のコロナワクチンを打ったときのこと。 その頃はまだ少し寒いぐらいの穏やかな季節で、よく晴れた平日の午前中に半年休をとってワクチンを打った。午後からは在宅勤務で働いたが、もともと逼迫したタスクの残り具合だったことに加えて急遽ねじ…

リネンコットンマスク

" data-en-clipboard="true">昨年の初夏に買ったUNDECORATEDのマスク。1年に設定していたその償却期間が終わった。コード付きのセットと袋付きのセット、計2枚で7,700円。割高ではあったが、閉塞感のある日々に少しでも彩りを添えようと購入した。最近はもう…

4月が終わる。「花見は来年だね」だなんて昨年言っていたことさえも実感が持てなくなるぐらい、かつては良くも悪くも興奮をもたらしていた感染症の災禍も、緩慢な不幸として日常に溶け込んでしまった。 神田にとある小さな公園がある。日差しは届くのにどこ…

第三の"憶えていない"について

10日前の日曜は14時から24時までオンラインでずっと飲んでいた。18時頃までは5人でお絵かきクイズをして遊び、その5人の内2人を占める夫婦が子供の入浴のために抜けてからは、残った3人で色んな話をした。……色んな話をしたように思う。 わざわざ記述しなおし…

手放せば

12月は違和感の月だった。 久しぶりに変えた髪型に始まり、そのセットの仕方や使う整髪剤の選定に四苦八苦したり、初めての人と会う機会が多かったり。満を持して買った洋服が微妙にイメージと違ったり、それのサイズ違いを手配してもやっぱり合わなかったり…

スイッチ

MIU404の最終回を観た。すでに多くの人が言及していることと大いに重複する内容であるけれども、思ったことを記しておきたかったから書く。 夢オチだと言われていること(そしてそれゆえに残念だと言われていること)についてだが、重箱の隅をつつくような言い…

座禅と言語

久しぶりにまとまった文章を書こうと思ってブログを開いた。ついでに片手で数えるほどしかない過去の自分の記事を読んでみたが、まあ剥き出しで稚拙な文章だなと、我ながら苦笑してしまった。しかしブログのタイトルで示しているとおり、その稚拙さを残した…

二人前

コンビニにて。 ひとりで暴飲暴食をしたいがために買った2パックの餃子。 リスク回避を目的とした単なるマニュアル対応でしかないのだとは思うが、 割り箸が2膳入っていることで、勝手に少し救われた。 もしあのときのレジ前の自分が、待っている誰かのため…

20190310

やはり刹那的に快楽を求めていくスタイルは自分に合わないなあと思う。 秩序を積み重ねていくなかで、それでもどうしても生じてしまういびつさを 丁寧に掬っていくやり方のほうが性に合っている。

燻金

幸いにして、いまのところ友人といえるほど近しい人にはいないが、 ぽつぽつと知っている人が心を病むのを目の当たりしたり、聞いたりすることがある。 その度に、自分は仕事できついときに、死にたいではなく殺すぞと思える メンタルで本当によかったと思う…

年末年始に飲んだ酒

四月に入りはや一週間。夏を予感させる暑さがあったかと思えば、 一昨日などは外套を引っ張り出さねば出かけられないほど寒かった。 うららかなイメージが強い春にありながら「春は暴力的だ」と云った知人がいたが、 なるほど言い得て妙なのかもしれない。 …

01

開設した。 タイミングのキリも悪ければ記すことの意味なんてないのだろうけれど、そんなことはきっとどうでもいいのだ。 身勝手な言葉は誰の目にも触れないような場所に書き残すべきものだけれど、人目に触れられてこそ報われる言葉もあると信じている。 --…